【ワシントン時事】米商務省が7日発表した9月の貿易統計(国際収支ベース、季節調整済み)によると、モノとサービスを合わせた貿易収支の赤字額は前月比4.9%増の615億4200万ドル(約9兆2700億円)だった。赤字幅拡大は2カ月ぶり。好調な個人消費を背景にモノの輸入が大きく増え、赤字拡大につながった。
輸出は2.2%増の2611億1300万ドル、輸入は2.7%増の3226億5600万ドルだった。輸入は、自動車と自動車部品が過去最高。原油などのエネルギーや、携帯電話などの消費者向け製品も大きく伸びた。
モノの対中赤字(通関ベース、季節調整前)は284億4700万ドルに拡大。対日赤字も59億8500万ドルに増加した。国別のモノの赤字額上位は中国、メキシコ、ベトナム。日本は5位だった。