日本チェーンストア協会が22日発表した8月の全国スーパー売上高は、総額1兆1432億円だった。既存店ベースで前年同月比3.4%増と6カ月連続で前年を上回った。食料品については節約志向から買い控え傾向が続く一方、メーカーの値上げで店頭価格が上昇した。猛暑の影響で夏物衣料が好調だった。
食料品は4.8%増。比較的安価な鶏肉やひき肉が堅調で、飲料やアイスクリームも伸びた。衣料品は、冷感や吸汗速乾の機能がある素材が好調で8.4%のプラスとなった。住居関連品は4.4%増。クーラーボックスやパラソル、ステンレスボトルが人気だった。
東京電力福島第1原発の処理水海洋放出後の水産品の売れ行きについて、同日記者会見した増田充男執行理事は「影響はない」と語った。