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7月消費者物価、3.1%上昇=電気・ガス代下落も食料値上げ―総務省

スーパーの野菜売り場で買い物する人
〔写真説明〕スーパーの野菜売り場で買い物する人=東京都内(AFP時事、資料写真)

 総務省が18日発表した7月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が105.4と、前年同月比3.1%上昇した。電気・ガス代の下落によって、伸び率は6月の3.3%から縮小したが、食料などを中心に高い伸びが続く。上昇は23カ月連続。

 生鮮食品を除く食料の価格は9.2%上昇。原材料費や物流費の高騰によってアイスクリームが11.5%上昇。飼料価格が上がっているほか、鳥インフルエンザの影響で鶏卵も36.2%伸びた。

 エネルギー価格の下落率は8.7%と、前月の6.6%から拡大。うち電気代は16.6%、都市ガス代は9.0%それぞれ下落した。燃料価格の下落のほか、政府の負担軽減策によって押し下げられた。

 一方、ガソリン代は1.1%上昇と6カ月ぶりにプラスに転じた。政府の補助金縮小が影響した。

 このほか、観光需要の回復を受けて宿泊料が15.1%、一部で料金プラン改定があった通信料(携帯電話)が10.2%上昇した。 

 生活実感に近い生鮮食品を含む総合指数は3.3%上昇。生鮮食品とエネルギーを除く総合指数も4.3%伸びた。