総務省が7日発表した5月の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は28万6443円と、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比4.0%減少した。食料や携帯電話料金、自動車購入などの支出が減少し、3カ月連続でマイナスとなった。
項目別では、食料が2.7%減。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」に移行したことで、外食支出が増える一方、家で食事をする機会が減少。魚介類や肉類など幅広い品目でマイナスとなった。通信は9.0%減。格安料金プランへの移行が増えた携帯電話通信料が減少した。
このほか、自動車購入の減少で、自動車等関係費が19.4%減となり、全体のマイナスに寄与した。