【上海時事】回転ずしチェーン大手のくら寿司は15日、上海市内のショッピングモールに中国本土初となる店舗をオープンした。「ウィズコロナ」に転換した中国では日本食ブームが続いており、同社は中国市場に焦点を合わせ、今後10年間で中国本土で100店舗の展開を目指す。
業界2位のくら寿司は日本国内で541店舗、海外では米国で47店舗、台湾で51店舗を運営。「永続的な成長には海外への出店拡大が不可欠」として、中国市場を足掛かりに、2030年までに海外店舗を400、海外売上高を1500億円まで増やす目標を立てている。
中国1号店は1皿12元(約240円)で、客単価は100~130元と日本よりも高めを想定。食材は8割を中国国内、2割を日本から調達する。上海市内には7~9月に2、3号店を順次オープンする予定で、上海以外への出店も検討していく。