【ワシントン時事】米商務省が7日発表した4月の貿易統計(国際収支ベース、季節調整済み)によると、モノとサービスを合わせた貿易収支の赤字額は前月比23.0%増の745億5200万ドル(約10兆4000億円)だった。貿易赤字の拡大は2カ月ぶりで、増加率は2015年3月以来、約8年ぶりの大きさ。国内の堅調な個人消費を背景に輸入が伸びた一方、輸出が減少したことが要因。
輸出は3.6%減の2490億1500万ドル、輸入は1.5%増の3235億6700万ドルだった。
モノの対日赤字(通関ベース、季節調整前)は11.8%増の約71億ドルと、19年4月以来4年ぶりの高い水準となった。対中貿易は、輸出が9.8%減の約128億ドル、輸入が7.4%増の約331億ドル。赤字額は22.1%増の約203億ドルと大きく膨らんだ。