民間シンクタンク10社による1~3月期実質GDP(国内総生産)改定値の予測が1日、出そろった。平均値は前期比0.5%増(速報値は0.4%増)、この成長が1年間続いた場合の年率換算では1.8%増(同1.6%増)と小幅な上方修正を見込む。
財務省が同日発表した1~3月期の法人企業統計調査の結果を受け、企業の設備投資が上振れするとみる。設備投資の予測平均は1.2%増で、速報値の0.9%から伸びると見込む。公共投資は2.1%増で、速報値の2.4%増からの下方修正を予測する。
法人企業統計では、金融業と保険業を除いた全産業の設備投資額が前年同期比11.0%増と8期連続のプラスとなった。GDP改定値は8日に内閣府が発表する。