財務省が20日発表した2022年度の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は21兆7285億円の赤字となった。前年度は5兆5866億円の赤字で、年度ベースの貿易赤字は2年連続。比較可能な1979年以降で過去最大の赤字幅となった。
輸出額は前年度比15.5%増の99兆2265億円、輸入額は32.2%増の120兆9550億円。輸出入ともに2年連続のプラス。金額はいずれも過去最大となった。
国別の貿易収支は、対米国が6兆6534億円の黒字。対中国は6兆8142億円の赤字だった。