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中国輸出、6カ月ぶりプラス=対ロ急増、日米はマイナス―3月

中国山東省の青島港に停泊する貨物船
〔写真説明〕中国山東省の青島港に停泊する貨物船(AFP時事)

 【北京時事】中国税関総署が13日発表した3月の輸出は、前年同月比14.8%増の3156億ドル(約42兆円)だった。前年実績を上回るのは昨年9月以来6カ月ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策の終了で生産が活性化した。関係を深めるロシア向けが大きく伸びた一方、米国や日本向けはマイナスだった。

 比較対象となる昨年3月は、自動車産業が集積する東北部の吉林省長春市がロックダウン(都市封鎖)され、全国的に生産やサプライチェーン(供給網)が混乱、輸出にも影響が出ており、その反動も伸びを押し上げた。

 輸入は1.4%減の2274億ドル。輸出から輸入を差し引いた貿易黒字は882億ドルだった。

 国別では、ロシアとの貿易が引き続き好調で、輸出は2倍超、輸入は4割増。対日輸出は5%減、対日輸入は12%減。対立が激化する米国への輸出は8%減少した。