和洋菓子製造・販売大手のシャトレーゼ(甲府市)は3月28日、全400アイテムの商品のうち約150アイテムを10〜30円(税別)値上げすると発表した。4月から9月にかけて順次、価格を改定する。
食品業界で値上げの動きが加速するなか、シャトレーゼは「価格維持への挑戦」を宣言し、2022年4月から価格を据え置いてきたが、各種コストの上昇分を自社努力で吸収することが困難になったため、全体の4割弱に当たる商品の値上げに踏み切る。
4月1日から「スペシャル苺ショート」が320円、「ダブルシュークリーム」が120円、「純生クリームどらやき」が120円といずれも20円の値上げとなるほか、21日からは「イタリア栗のモンブラン」が20円高の420円、「リエムレモン」が10円高の60円になる。
同社は「シャトレーゼ」「YATSUDOKI」の店名で、菓子専門店を国内740店、海外9カ国で160店展開している。