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JFE、京浜地区の土地の一部をニトリに売却 譲渡益450億円

 JFEホールディングスは3月7日、JFEスチール東日本製鉄所京浜地区の土地の一部をニトリに売却すると発表した。売却金額は明らかにしていないが、譲渡益として450億円程度を計上する。

 売却する土地は川崎市川崎区扇町エリアの20万7913㎡で、現在は倉庫として賃貸している。

 JFEでは京浜地区の高炉などの設備を2023年9月に休止する予定で、高炉がある扇島エリアだけでなく、南渡田、水江、池上、扇町の各エリアで売却や賃貸、事業利用を軸に土地利用転換を進めている。

 同社は22年4月にENEOS、JERAと3社で京浜臨海部における水素・アンモニア供給事業での協業を検討し始めたほか、同年10月には扇島地区に事業所がある出光興産や東京ガスなど9社で、土地利用についての連携を目的とした「扇島町内会」を発足した。