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マツキヨココカラ、松本貴志専務に代表権 南海雄会長は代表権外れる

マツキヨココカラの松本貴志専務
松本貴志氏は2021年からマツモトキヨシ社長を務める

 マツキヨココカラ&カンパニーは2月14日、専務取締役グループ営業企画統括の松本貴志氏(47歳)が4月1日付けで代表権を持つと発表した。代表取締役会長の松本南海雄氏(79歳)は代表権が外れ、取締役会長となる。

 社長の松本清雄氏(50歳)と副社長の塚本厚志氏(54歳)は、引き続き代表権を持つ。貴志氏は、南海雄氏の次男で、佐藤製薬を経て2002年にマツモトキヨシに入社、09年取締役ドラッグストア事業本部副本部長、12年常務取締役店舗運営本部長、19年副社長を経て、21年4月社長に就任。同年10月からマツキヨココカラの専務を兼務する。

 マツキヨココカラが同日発表した22年4〜12月期の連結業績は、売上高が前年同期比40.6%増の7142億円、営業利益が74.2%増の483億円、純利益が12.2%増の322億円だった。21年10月にココカラファインと経営統合した効果で大幅な増収増益となった。

 セグメント別では、マツモトキヨシグループ事業の売上高が4.8%増の4274億円、営業利益が25.4%増の317億円、ココカラファイングループ事業の売上高が約3倍の2847億円、営業利益が約6.2倍の156億円だった。22年12月末時点でのグループ店舗数は、3393店となった。

 23年3月期通期の連結業績は、売上高が30.1%増の9500億円、営業利益が40.7%増の578億円、純利益が10.8%増の381億円を予想する。従来予想からの修正はない。