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12月消費者物価、4.0%上昇=41年ぶり伸び―総務省

マスクをした人々が都内の横断歩道を渡る様子
総務省が20日発表した2022年12月の全国消費者物価指数(20年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が104.1と、前年同月比4.0%上昇した。(i-stock/krblokhin)

 総務省が20日発表した2022年12月の全国消費者物価指数(20年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が104.1と、前年同月比4.0%上昇した。上昇は16カ月連続。物価上昇は昨年11月の3.7%から一段と加速し、第2次石油危機の影響が残る1981年12月の4.0%以来、41年ぶりの高い伸びとなった。

 資源高と円安の影響でエネルギーや食料品の価格高騰に歯止めがかからない状況が続いている。項目別ではエネルギーが15.2%上昇、生鮮食品を除く食料が7.4%上昇し、物価を押し上げた。

 生活実感に近い生鮮食品を含む全体の総合指数も4.0%上昇した。生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は3.0%伸びた。

 同時に発表した22年平均の生鮮食品を除く総合指数は102.1と前年比2.3%上昇した。上昇は3年ぶりで、消費税率の引き上げがあった14年の2.6%以来、8年ぶりの伸びを記録した。