日本政府観光局(JNTO)が発表した2022年12月のインバウンド(訪日外国人)客数は、137万人だった。韓国からの訪日客が大幅に増えるなどして、前月比で約1.5倍に伸びた。
21年同月との比較では約113倍、コロナ禍前の19年同月と比べると45.8%減だった。インバウンド客数が100万人を超えるのは、20年2月以来となる。
22年通年では383万1900人だった。入国制限が本格的に緩和された10月以降、顕著な回復が見られたが、19年比では88.0%減の水準にとどまる。ただ、このまま回復基調が続けば、23年のインバウンド消費は盛り上がりそうだ。
国・地域別の12月のインバウンド客数は、韓国が45万6100人となり、19年同月比でも83.9%増加した。次いで、台湾が17万200人(19年同月比51.1%減)、香港が14万1300人(43.4%減)、米国が10万9500人(24.2%減)の順だった。中国は3万3500人と、19年同月比で95.3%減にとどまった。