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【全国百貨店】18年の売上高は0.8%減、免税売上高は過去最高の3396億円

18年訪日外国人数
訪日外国人客(インバウンド)向けの免税売上高は25.8%増の3396億円と過去最高だった。 写真はロイター

 

 日本百貨店協会が発表した2018年通年の全国百貨店売上高(速報)は、既存店ベースで前年比0.8%減の5兆8870億円と2年ぶりのマイナスに転じた。身のまわり品や雑貨は前年実績を上回ったが、衣料品、家庭用品、食料品などは前年割れだった。

 

 一方、訪日外国人客(インバウンド)向けの免税売上高は25.8%増の3396億円と過去最高だった。地区別では、インバウンドの多い10大都市は0.3%増だったが、地方は3.4%減と苦戦した。大都市では大阪(3.9%増)と福岡(2.9%増)、名古屋(1.7%増)の伸び率が高かった。

 

 同時に発表した18年12月の売上高は、前年同月比0.7%減の6805億円で2カ月連続のマイナスだった。月前半の気温が高く、コートなどの防寒衣料が苦戦した。高額品やインバウンド向けの販売は引き続き好調に推移した。免税売上高は8.4%増の302億円と25カ月連続のプラスとなった。