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中国物価、2.1%上昇=コロナ対策で伸び縮小―10月

上海風景
中国国家統計局が9日発表した10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.1%上昇した。伸び率は前月から0.7ポイント低下。(上海風景 ASKA/i-stock)

 【北京時事】中国国家統計局が9日発表した10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.1%上昇した。伸び率は前月から0.7ポイント低下。移動制限といった厳しい新型コロナウイルス感染対策が続く中、交通関係などサービス分野の物価上昇が抑えられた。

 変動の激しい食品とエネルギーを除いたコアインフレ率は0.6%上昇。ただ、中国で食材として好まれる豚肉の価格は51.8%上昇と、前月の36.0%上昇から伸びが一段と拡大。家計の負担は重いままだ。

 一方、卸売物価指数(PPI)は1.3%低下。前月(0.9%上昇)から2.2ポイント下がり、2020年12月以来1年10カ月ぶりのマイナスとなった。資源価格高騰の落ち着きが反映された。