松坂屋銀座店跡に2017年4月に開業した複合商業施設「GINZA SIX」の初年度の売上高は約600億円、来館者は約2000万人となりそうだ。20日に開業1周年を迎えるのを前に、運営会社のGINZA SIXリテールマネジメントが発表した。
オフィスと商業施設などの複合施設として誕生したGINZA SIXの延床面積は約14万8700平方メートル、このうち商業施設は約4万7000平方メートルを占める。国内外の高級ブランドを中心に約240のテナントが出店しており、国内ばかりでなく海外富裕層の来館も多い。約4000平方メートルの屋上庭園や地下にある能楽堂なども集客に寄与しているようだ。訪日外国人客用に大型の観光バス乗降所も備えている。
今後は香港や台湾の高級ショッピングモールと提携し、富裕層の相互送客施策も始める。
GINZA SIXリテールマネジメントは大丸松坂屋百貨店と森ビル、住友商事など4社の共同出資で設立された。