高島屋は10月10日、2018年2月期の連結営業利益が前期比5.9%増の360億円になる見通しだと発表した。従来予想から10億円の上振れとなる。上期にネット通販などクロスメディア事業が大幅増益となったことなどが要因。売上高に当たる連結営業収益は3.0%増の9510億円と従来予想を80億円上回りそうだ。
2017年3?8月期の連結業績は、営業収益が前年同期比2.2%増の4529億円、営業利益が0.8%増の138億円だった。期初予想をそれぞれ約50億円、約6億円上回った。
セグメント別の営業利益は、主力の百貨店事業が13.2%減の41億円だったが、高島屋単体では17.4%増の44億円と2ケタの増益だった。大阪店や京都店、横浜店など基幹店が堅調だった。東神開発を中心とする不動産事業は6.0%減の51億円だった。
18年2月期通期では、百貨店事業の営業利益は6.8%増の130億円、不動産事業は4.5%増の115億円と共に増益となる見込みだ。