イオン傘下のウエルシアホールディングス(HD)は10月4日、2018年2月期の連結営業利益予想が前期比11.7%増の269億円に引き上げた。従来予想に比べて6億円の上方修正となる。
17年9月1日付けで子会社化した丸大サクラヰ薬局の業績が下期から寄与するのが主な要因。丸大サクラヰ薬局は青森県を中心に71店舗のドラッグストアを運営している。また、上期に既存店改装による調剤部門の併設を進めたことなども上振れ要因となる。18年2月期の連結売上高は従来予想を170億円上回り、前期比11.0%増の6920億円となりそうだ。
同日発表した2017年3?8月期の連結業績は、売上高が前年同期比9.5%増の3406億円、営業利益は24.2%増の144億円だった。利益率の高い調剤の売上高が16.2%増の552億円となったことなどから、売上総利益が13.6%増加した。既存店売上高も5.5%増と好調だった。客数、客単価ともに2.3%増えた。
国内で45店舗を新設(11店舗を閉鎖)した結果、8月末時点での店舗数は1569店舗(中国の3店舗を含む)となった。このうち調剤取り扱い店舗は1070店舗で、全体の3分の2ほどを占める。