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【キタムラ】医療機器事業を富士フイルム子会社に譲渡、7億円の売却益

 写真プリント大手のキタムラ(横浜市)は、医療機器事業を富士フイルム子会社の

 

 富士フイルムメディカル(東京都港区)に売却する。医療用機器の卸販売を手がける100%子会社、キタムラメディカル(高知市)の全株式を10月31日付けで譲渡する。譲渡価格は非公表だが、約7億円の売却益を計上する見込み。

 

 キタムラはデジタルカメラやスマートフォンの販売不振などから、2017年3月期の連結営業損益が16億円の赤字に転落した。このため、18年3月期までに129店舗を閉鎖するなどのリストラを進行している。プリントサービスやデジカメ・スマホ販売、写真スタジオ運営などに経営資源を集中するため、非中核事業である医療機器販売子会社の売却を決めた。キタムラメディカルの17年3月期の売上高は51億円、営業利益は1億円だった。

 

 なお、キタムラは5月にカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)との資本業務提携を発表、第三者割当増資を引き受けるなどして6月に出資比率を約30%に引き上げたCCCが同社の筆頭株主となっている。