ファミリーマートは10月3日、福岡県内の約460店舗に設置しているATMで方言による音声対応を始めた。取引開始時と終了時に「よーきんしゃったね」(いらっしゃいませ)など、方言による音声案内が流れる。
ファミリーマートなどが出資するイーネット(東京都中央区)が設置しているATMが対象で、福岡県内のファミリーマート全店の約8割を占める。
筑前、豊前、筑後の県内3地域ごとに、異なる方言で音声案内を流す。各地域の音声の吹き込みは福岡銀行の行員が担当した。
また、12月31日までの期間限定で、ATMのデジタルサイネージを使って福岡県のマスコットキャラクター「エコトン」が3地域それぞれの観光名所やイベント情報を紹介。首都圏では福岡県の移住・定住に関する情報を放映する。
ファミリーマートがATMで方言による音声案内を流すのは、沖縄県などに続いて8府県目となる。