セブン-イレブン・ジャパンは店舗のPOSレジスターを刷新する。10月から導入を始め、順次全店舗に広げていく。
新型では客側の液晶画面を15インチに拡大、表示する文字が現行のPOSレジに比べて約2割大きくなる。来店が増えている高齢者などでも文字が見やすくなるよう配慮した。レシートの印字速度を上げたほか、電子マネー「nanaco」による決済速度は約3割アップ。スピーディーな処理で客のレジ待ち時間を減らす。
店員側の画面にはイラストを使用した操作ガイドを表示するなど、不慣れな人でも操作法がすぐ分かるようにした。
データの漏洩を防ぐためにカード会員情報を読み取った直後に暗号処理して転送するなど、情報漏えいのリスクを抑えた。
新型のPOSレジ本体は東芝テックが、複数の種類の電子マネーを読み取ることができるマルチ決済端末はパナソニックがそれぞれ開発した。