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【千趣会】17年12月期は38億円の営業赤字に、役員報酬を減額

 カタログ通販大手の千趣会は7月21日、2017年12月期の連結営業損益が38億円の赤字(前期は約12億円の黒字)になりそうだと発表した。従来は13億5000万円の黒字を予想していたが、一転して赤字となる。

 

 連結売上高は1269億円(前期比1.7%減)と従来予想を81億円下回りそう。在庫処分による値下げで粗利益率が悪化するほか、会員数維持のための販売促進費の増加が利益を圧迫する。ソフトウエアや土地・建物の減損損失を計上することもあり、純損益は104億円の赤字(前期は14億円の黒字)になる見込みだ。

 

 これに伴い、年間8円を予想していた配当は無配とする。業績の下方修正と無配転落の責任をとって、役員報酬を減額する。減額幅は社長が50%、常務取締役が40%、そのほかの取締役(社外取締役を除く)が30%で、期間は7月から来年3月までの9ヵ月間とする。