米アマゾン・ドット・コムは６月６日、政府の公的扶助を受けている低所得者を対象に「アマゾン・プライム」の会費を大幅に引き下げると発表した。
プライム会員の月会費は通常10.99ドル（年一括払いは99ドル）だが、これをほぼ半額の5.99ドルにする。無料の翌々日配送、映画・テレビ番組など「プライム・ビデオ」や音楽配信「プライム・ミュージック」の無制限の視聴などのサービスが含まれる。
対象となるのは、政府が支給する食料配給券（フードスタンプ）の磁気カード版、EBTカードの保有者。将来的にはEBTカードを持たない公的扶助受給者にも対象を広げる予定だ。
プライム会員は高所得者が大半を占めるとされており、会費引き下げで低所得者にもサービスの利用を広げる。