メニュー

【消費者物価】16年平均は0.3%の下落、4年ぶりマイナスに

 総務省が発表した2016年平均の全国消費者物価指数(15年=100)は、変動の激しい生鮮食品を除く総合指数が前年比0.3%下落の99.7で、4年ぶりにマイナスとなった。原油価格の下落で電気代(マイナス7.9%)、ガス代(マイナス9.6%)、ガソリン(マイナス12.3%)などが下がった影響が大きい。野菜の高値が続いた生鮮食品は4.6%の上昇、生鮮を除く食料も1.2%上がった。

 

 同時に発表した12月の消費者物価指数は、生鮮を除く総合指数が前年同月比0.2%下落の99.8となり、10ヵ月連続で前年を下回った。原油相場が上昇傾向にあり、ガソリン(1.6%上昇)が2年1ヵ月ぶりにプラスに転じたほか、灯油、電気代の下落幅が縮小したが、エネルギー価格全体を押し上げるには時間がかかりそうだ。

 

 トマトの相場が高騰するなど、生鮮野菜が23.1%上昇、生鮮食品は13.8%上がった。生鮮を除く食料も0.5%のプラスだった。