セブン&アイ・ホールディングス(HD)は11月30日、グループ企業が持つ不動産を有効活用するため、新会社「セブン&アイ・クリエイトリンク」(東京都千代田区)を発足した。
イトーヨーカ堂子会社で商業施設の開発・運営を行っていたモール・エスシー開発を同日付けでセブン&アイHDの完全子会社化したうえで、社名を変更した。モール・エスシー開発の事業や従業員を引き継いだうえで、グループの人員を新たに投入し、再開発事業を始める。
セブン&アイHDは10月に発表した中期経営計画で、ヨーカ堂やそごう・西武の不採算店舗について、マンションや医療機関、老人ホームなどを含めた複合的な再開発で収益の立て直しを図る方針を示していた。