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【関西スーパー】今期経常利益が一転増益に、H2Oとの提携効果で

 関西スーパーマーケット(兵庫県伊丹市)は11月19日、2017年3月期の経常利益が前期比0.5%増の18億6000万円になりそうだと発表した。従来は8.4%減の17億円を見込んでいたが、一転増益となる。

 売上総利益の改善と経費見直しに加えて、エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングとの資本業務提携効果を織り込んだ。同社は10月27日にH2Oと資本業務提携を結び、H2Oを引受先とする第三者割当増資を実施、H2Oは発行済み株式の約10%を保有する筆頭株主となった。

 関西スーパーは増資で調達した資金を店舗の改装費用や新規出店費用、ベーカリーおよび炊飯工場の建設費用などに充てる。これにより、金融収支が改善する。

 営業利益予想は従来より3000万円引き上げて、前期比4.1%増の14億3000万円とした。売上高に当たる営業収益は0.3%減の1197億6000万円で据え置いた。