ユニーグループ・ホールディングス(GHD)が発表した2016年3~5月期の連結業績は、最終損益が114億円の赤字(前年同期は26億円の赤字)だった。
傘下のサークルKサンクスがファミリーマートとの経営統合に伴って店舗システムの開発を中止することで違約金や除却損が発生するほか、不採算店舗の減損処理を行い169億円の特別損失を計上したのが主な要因。
一方で連結営業利益は、前年同期比約2倍の88億円となった。ユニーが有形固定資産の減価償却方法を変更したことなどで営業費用が減少、総合小売事業の営業利益が約3.6倍の50億円と全体を押し上げた。サークルKサンクスの既存店売上高が0.1%増となったコンビニエンスストア事業の営業利益は24.8%増の26億円だった。
ファミマとの経営統合に伴いユニーGHDは8月29日で上場廃止となるため、今回が最後の決算発表となる。