セブン&アイ・ホールディングス傘下のセブン-イレブン・ジャパンとイトーヨーカ堂は13日、商品の相互供給や連携による販促の強化に乗り出す方針を発表した。両社の得意分野を活用してコロナ禍でのデリバリーの定着や物価上昇などの影響による消費者ニーズの変化に対応する狙い。
東京都内で記者会見したセブン-イレブン・ジャパンの木村成樹専務は、「最終的には共同購買や共同調達による生産性向上に結びつけたい」と強調した。
商品供給に関しては、セブンが販売している少量サイズの総菜「カップデリ」や、イトーヨーカ堂のミールキット「シェフズレシピ」などを互いに販売する検討を進めている。また、今季のハロウィーン商戦の誘客を合同で実施。スマートフォンアプリを活用して、セブンで買い物をするとイトーヨーカ堂の割引券を提供するなどのキャンペーンを実施する。