ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス傘下のカスミ(茨城県つくば市)は10月17日、埼玉県鴻巣市で「移動スーパー」の運行を開始する。同社としては50台目の移動スーパーとなる。
移動スーパーは軽トラックを改造した専用車両に食品や日用品を積み込み、販売場所を巡回しながら商品を販売する。カスミでは2013年3月から、つくば市で移動スーパーの運行を始めた。鴻巣市での運行開始により、埼玉県内5市2町、茨城県内14市4町1村、千葉県内10市2町、栃木県内3市1町で計50台の運行となる。
鴻巣市では、「フードスクエアカスミ原馬室店」を拠点に、市内49カ所の販売場所のうち1日に9〜11カ所を巡回。弁当・おにぎり、生鮮食品、牛乳・豆腐などの日配品、調味料・菓子などの加工食品、日用品など約650品目を販売する。
また、カスミは料理宅配サービスの「Uber Eats(ウーバーイーツ)」と連携した配達サービスも広げていく。第1弾として10月5日、東京都板橋区の「フードスクエアカスミ板橋前野町店」で、ウーバーイーツを利用した配達サービスを始めた。
11月以降もウーバーイーツによる配達サービスを順次拡大し、23年2月末までに約30店舗でサービスを展開する予定だ。