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【ケーズHD】 加藤会長が相談役に、遠藤社長がCEO兼務

 家電量販店大手のケーズホールディングス(HD、水戸市)は3月14日、創業家出身で代表取締役会長兼CEO(最高経営責任者)の加藤修一氏(69歳)が、6月24日開催の株主総会で相談役に退くと発表した。

 

 後任のCEOは社長兼COO(最高執行責任者)の遠藤裕之氏(64歳)が兼務、常務取締役で子会社デンコードー(宮城県名取市)の社長を兼務する井上恵右氏(63歳)が代表権のある副社長に就任して遠藤氏を補佐する。副社長で商品本部を管掌する山田康史氏(67歳)を含む3人が代表権を持つトロイカ体制で創業家が退いた後の経営を担う。子会社ギガス(名古屋市)の社長を兼務する佐藤健司副会長(62歳)は現職に留まる。

 

 加藤氏は1969年に家業の加藤電機商会に入社、1982年にケーズHDの前身であるカトーデンキ社長に就任した後は、デンコードーやギガスなど地方の有力家電量販店と合併し、事業を拡大した。

 

 ケーズHDは全国に461店舗(2015年12月末現在)を展開、16年3月期の連結業績は売上高が前期比4.4%増の6650億円、経常利益は9.5%増の283億円を見込む。