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【すかいらーく】 1~9月期の営業利益は34%増、既存店好調続く

 すかいらーくが発表した2015年1~9月期の連結業績(国際会計基準)は、営業利益が前年同期比34.0%増の218億円となった。既存店が9四半期連続で増収となるなど好調を維持しており、原価抑制策も奏功して営業利益の進捗率は通期予想に対して82%にまで達したが、通期予想は据え置いた。売上高に当たる売上収益は3.6%増の2644億円だった。

 

 期間中に221店舗の改装を実施したことなどから、既存店売上高は3.1%増となった。グループで104店舗のブランド転換を行ったことで自社競合が緩和されたこともプラスに働いた。円安の影響などから食材市場価格が上昇したが、サプライチェーン全体の効率化を図ることなどで原価率を前年同期と同水準の30.2%にとどめた。

 

 店舗については、都市部の駅前やショッピングセンターなど集客力の高い立地を中心に26店舗を新設、一方で25店舗を閉鎖した。この結果、9月末での店舗数は3014店舗となった。

 

 15年12月期通期の業績は、売上収益が前期比2.8%増の3495億円、営業利益が22.9%増の266億円を見込む。