メニュー

【ヤマダ電機】 20年3月期に経常利益1110億円、中期計画発表

 ヤマダ電機は11月5日、2020年3月期を最終年度とする5ヵ年の中期経営計画を明らかにした。新規出店は年間8~10店(うち4~5店はスクラップ&ビルド)にとどめる一方、年間約200店のペースで改装投資を行い、既存店の採算性を高める。

 

 これにより、20年3月期の連結経常利益は15年3月期に比べて約3倍増の1110億円を目指す。連結売上高は15年3月期比で14.5%増の1兆8550億円を目標としており、規模の拡大より収益性向上に重点を置く方針を示した。

 

 あわせて、16年3月期連結業績予想の修正も発表した。売上高は従来予想を276億円下回って前期比横ばいの1兆6644億円となる見通しだが、経常利益は従来予想を168億円上回る675億円と前期比84.3%の大幅増となりそうだ。

 

 同社は不採算店舗の閉鎖を進めており、売上高は減少するが採算性が上向く。プライベートブランドの販売拡大や人件費・広告費などのコスト削減も利益を押し上げる。