マルエツが発表した2014年3~8月期の連結業績は、営業利益が前年同期比約2.3倍の23億円だった。同社は7月29日に3~8月期の営業利益予想を13億円から20億円に上方修正していたが、既存店売上高が4.9%増と好調で修正予想を上回る結果となった。
既存店の客数は0.2%増でほぼ前年同期並みだったが、客単価が4.8%伸びた。商品部門別では特に青果(10.4%増)と精肉(13.0%増)の既存店売上高が好調だった。生鮮加工センターの活用で、精肉・鮮魚の鮮度と品揃えの充実を図ったことが奏功した。小型店の「マルエツプチ」3店舗を含む6店舗を新設した効果もあり、会社全体の売上高に当たる営業収益は6.2%増の1716億円となった。
8月26日に上方修正した通期の業績予想は据え置いた。15年2月期は営業収益が5.6%増の3440億円、営業利益が56.3%増の43億円と2期連続の増益を見込むが、12年2月期の営業利益69億円の水準には届かない。