矢野経済研究所によれば、ファッション衣料と靴、カバンなどの服飾雑貨を合わせた欧米からの輸入ブランド品の2013年の市場規模は前年比20.3%増の1兆1674億円だった。
株価上昇の恩恵を受けた富裕層の消費意欲が活発で高額品がよく売れたほか、訪日外国人旅行客の活発な消費が市場規模の大幅な伸びにつながった。これにより、市場規模はリーマンショック前の2007年(1兆1856億円)とほぼ同水準にまで戻った。
同研究所によれば、秋以降の商戦が順調にいけば、14年の市場規模は8.4%増の1兆2659億円となる見通しで、2002年以降では過去最高を更新することになる。