米1ドルショップ大手のファミリーダラーは8月21日、業界最大手のダラーゼネラルからの買収提案を拒否した。反トラスト(独占禁止)法に抵触する懸念があることを理由に挙げており、業界2位のダラーツリーとの合併案を改めて支持することを表明した。
ファミリーダラーに関しては、2番手のダラーツリーが7月に約85億ドルで買収することで合意していたが、ダラーゼネラルが8月18日、これを上回る90億ドルで対抗提案を行った。
ダラーゼネラル側は、一部の店舗を売却することなどにより反トラスト法当局から合併の承認を得ることは可能として、対抗提案を引き上げる意思がないことを示している。
ファミリーダラーを巡る買収合戦は長期戦に突入しそうな様相を呈している。