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【伊藤忠商事】 エドウインを子会社化、事業再生ADR成立

 伊藤忠商事は5月29日、ジーンズ大手のエドウイングループの事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)が成立したと発表した。3月に結んだスポンサー契約に基づき、伊藤忠商事はエドウイングループの持ち株会社であるエドウイン・ホールディングス(東京都荒川区)の全株式を取得、子会社化する。

 

 エドウイングループの売上高は2013年5月期で500億円。自社ブランド「EDWIN」「SOMETHING」の製造・販売のほか、北米ブランド「Lee」「Wrangler」などのライセンスビジネスを展開している。2012年8月に投資運用の失敗による巨額損失が発覚、私的整理の一種である事業再生ADRを申請していた。

 

 事業再生ADRが成立したことで、エドウインは借入金返済額が大きく減る。伊藤忠商事は本業のジーンズ事業に経営資源を集中して、同社の立て直しを図る方針だ。