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【スーパー大栄】 3年ぶりに経常赤字転落、14年3月期

 福岡県が地盤のスーパー大栄が発表した2014年3月期の業績は、経常損益が1900万円の赤字(前期は1億300万円の黒字)となり、3年ぶりの赤字に転落した。

 

 競合店の進出などによって売上高が3.5%減の230億円と減収になった上、価格競争で粗利益率も伸びず、営業利益が92.5%減の900万円に落ち込んだ。支払利息の負担などがあり、経常損益は赤字となった。また、固定資産の減損損失を計上したことで純損益は1億1800万円の赤字(前期は8500万円の黒字)と2年ぶりの赤字となった。

 

 同社は今年3月、イズミ(広島市)を引受先とする第三者割当増資を実施して、約2億6000万円の資金を調達、イズミが約20%を出資する筆頭株主となった。イズミはスーパー大栄に役員を派遣、業績の建て直しに取りかかっている。

 

 スーパー大栄の15年3月期の業績予想は、売上高が2.1%増の235億円、営業利益が1億3000万円、経常利益と当期利益はいずれも1億円と黒字転換を見込んでいる。