イトーヨーカ堂とカスミが専用トラックを使った移動販売の展開を広げている。
ヨーカ堂は12月12日から岩手県花巻市で４トントラックによる移動販売「あんしんお届け便」を始めた。イトーヨーカドー花巻店を拠点として花巻市周辺の事業所や集会所など25ヵ所を月～金曜日までの６日間で巡回する。取扱い商品は食品や日用品など約500アイテム。
同社が2011年11月に長野県の「アリオ上田店」を拠点にスタートした「あんしんお届け便」は花巻市で５ヵ所目となる。
一方、カスミは12月２日、茨城県日立市内で「移動スーパー」の出発式を行った。専用トラックに約400品目の商品を積み込んで、月～金曜日までの５日間、１日に４～５ヵ所を巡回する。拠点となる店舗は「フードスクエアカスミ日立神峰店」。
同社が昨年３月に茨城県つくば市で始めた移動スーパーの運営は、これで３ヵ所目。
両社とも買い物に不自由している高齢者などへの支援策として公的補助を受けながら移動販売事業を運営している。