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【ビジョンメガネ】 民事再生法を申請、グループ負債77億円

 眼鏡専門店のビジョンメガネ(神戸市)と持株会社のビジョン・ホールディングス(同)は11月25日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。帝国データバンクによると両社を合わせた負債総額は約77億円。

 

 同社は1976年創業、2000年4月に株式を店頭公開し、ピーク時の02年3月期には172億円の売上高を上げていた。その後、低価格の製造小売り型眼鏡専門店が台頭してきたことで、売上げが減少。08年3月期から09年3月期に2期連続の経常赤字を計上したことから、09年8月には会社分割で新ビジョンメガネを設立、旧ビジョンメガネがビジョン・ホールディングスに社名を代え、再建を進めてきたが業績は好転せず、資金繰りに行き詰まった。

 

 今後はスポンサー候補の経営戦略合同事務所(東京都港区)の支援を受けながら営業を継続し、再建を図るという。