イトーヨーカ堂は７月30日、東京都の多摩地区で移動販売「イトーヨーカドーあんしんお届け便」を始める。
「イトーヨーカドー南大沢店」（東京都多摩市）を拠点として、４トントラックを改造した移動販売車が多摩ニュータウン内の事業所や集会所、住宅地など６ヵ所を巡回する。多摩ニュータウンは1970年に東京のベッドタウンとして開発が進んだ首都圏でも最大規模の新興住宅地域だが、近年は住民の高齢化が進んでおり、一部の大規模団地などでは買い物難民の増加が社会問題となっている。
「あんしんお届け便」は火・木・金曜日の週３日の営業でスタート、その後、週５日間の稼働に増やす予定。取り扱い商品は生鮮食品や日配食品、加工食品、日用雑貨など約500アイテム。
同社は2011年11月に長野県の「アリオ上田」（上田市）、今年６月に北海道の「アリオ札幌」（札幌市）を拠点に移動販売を始めており、今回が全国で３ヵ所目となる。