食品スーパー大手のバロー(岐阜県)は今期、出店をさらに加速させる。2013年3月期はバロー単体で16店舗、完全子会社のユース(福井県)が3店舗、計19店舗の食品スーパーを新規出店したが、14年3月期はバロー単体で4店舗増の20店舗を新設する。子会社の食鮮館タイヨー(静岡県)も1店舗を出店する計画で、グループの出店数は食品スーパーだけで21店舗となる。
このほか、ドラッグストア子会社の中部薬品も前期より3店舗多い25店舗を出店する計画で、グループを挙げての積極出店が続く。
14年3月期の連結業績は売上高に当たる営業収益が前期比6.7%増の4600億円、営業利益が9.8%増の174億円と3期連続の増収増益を見込む。
なお、同社は10月1日付でユースを吸収合併する。ユースは福井、石川、滋賀の3県で食品スーパー31店舗を展開しているが、合併後は「バロー」に店名を変更する見通しだ。