ドラッグストアのゲンキー(福井県)は5月8日、元従業員が2008年から今年にかけて建設業者の工事契約金額を水増しするなどして不正にリベートを受け取っていたことがわかったと発表した。
不正行為によって会社が受けた損害額は現在も調査中だが、現時点では約7000万円と見られるという。この元従業員は店舗開発業務を担当しており、今年1月20日付で退職した。
同社は弁護士などによる第3者委員会を設置して、調査に当たっている。不正行為の詳しい内容や業績への影響は確定次第、発表するとしている。
ゲンキーはディスカウント型のドラッグストアを福井・石川・岐阜・愛知の4県で93店舗展開している(今年4月末現在)。