日本百貨店協会が発表した全国百貨店の2月の売上高は4317億円で、既存店ベースでは前年同月比0.3%増と2ヵ月連続のプラスとなった。
強い寒気による気温の低下で春物需要が伸び悩み主力の衣料品は1.6%減と苦戦したものの、昨年末からの株価上昇による資産効果や景気回復への期待感から高額商材が全体の伸びを牽引した。輸入ブランド品を含む身の回り品が8.6%増、高級時計など美術・宝飾・貴金属が8.6%増と大きく伸びた。
食料品はバレンタイン商戦が好調で菓子が2.1%伸びる一方で、生鮮が5.9%減、総菜も2.6%減と低迷、全体では1.0%減と前年実績を下回った。