セブン&アイ・ホールディングスでは3月4日に行われた傘下各社の春季労使交渉で労働組合側の給与引き上げ要求に満額回答し、ベースアップ(ベア)を実施することを決めた。
傘下のイトーヨーカ堂やそごう・西武などグループ主要4社の労使交渉で即日回答した。組合がないセブンーイレブン・ジャパンを含めてグループの54社で同様の賃金引き上げを実施する方針。
イトーヨーカ堂の場合、定期昇給とベアを合わせて組合員平均で月額給与が5229円(前年度比1.5%)のアップとなる。35歳で子供がいる社員では年間収入が12万円(2%)増える。
セブン&アイでは賃金引き上げが社員のモチベーションを向上させ、業績拡大に結びつくと判断した。