セブン＆アイ・ホールディングス傘下のそごう・西武は１月31日、西武沼津店（静岡県沼津市）とそごう呉店（広島県呉市）の営業を終了した。
両店とも市内唯一の百貨店として市街地の中核的な商業施設の役割を担ってきたが、郊外型ショッピングセンターの台頭などで近年は売上げが激減していた。両店とも跡地開発の計画が固まっておらず、地元関係者などの調整が続いている。
西武沼津店は1957年に開業しピーク時の1991年度には206億円の売上高があったが、2011年度は74億円にまで落ち込んでいた。一方、1990年開業のそごう呉店の売上高のピークは92年度の約212億円だったが、11年度は89億円にまで減少していた。