100円ショップ大手のキャンドゥ(東京・新宿区)が発表した2012年11月期の連結業績は、売上高が前期比0.6%減の626億円、営業利益が8.5%減の21億円と減収減益だった。
11年11月期は東日本大震災後のまとめ買い特需などで営業利益が2.4倍増と大幅に増えたが、12年11月期はその反動が出た。
過去数年は不採算店舗の閉鎖を優先していたために店舗数の減少が続いていたが、当期からは積極出店に転じ、65店舗を新設。閉鎖は46店舗で、19店舗の純増となった。しかし、既存店が1.3%の減収となったことで、売上高は前期実績に届かなかった。
12年11月期末での店舗数は、直営店577店、フランチャイズ店250店の計827店となった。
13年11月期はさらに出店を加速する予定で、100店を新設するほか既存店100店の改装も計画する。売上高は2.2%増の640億円、営業利益は8.3%増の23億円と増収増益を見込む。