ドラッグストア大手のサンドラッグ子会社で九州を地盤に小型ディスカウントストアを展開するダイレックス(佐賀市)は12月5日、独占禁止法違反(優越的地位の乱用)の疑いがあるとして公正取引委員会の立入検査を受けた。
同日、サンドラッグが発表した。
店舗の新規オープンや棚卸しの際などに納入業者に従業員を派遣させて、作業を手伝わせたり、セールの際に協賛金を負担させたりした疑いを持たれているようだ。
ダイレックスは九州、中四国、関東などで170店舗(12月1日現在)を展開し、2011年度の売上高は1058億円。09年にサンドラッグの子会社となり、積極的な店舗展開を図っている。サンドラッグでは、「公取委の検査に全面的に協力する」としている。