三越伊勢丹ホールディングスが発表した2012年4~6月期の連結業績は、売上高が前年同期比0.1%増の2903億円、営業利益が38.1%増の69億円だった。
3月に新宿三越アルコット店を閉鎖したものの、伊勢丹新宿本店の売上高が4.2%増、三越日本橋本店が1.2%増、三越銀座店が13.9%増と都心店が健闘し、増収を確保した。
一方、販売管理費を21億円削減したことで営業利益は大きく伸びた。
セグメント別では主力の百貨店事業が地方店の不振などで売上高が0.1%の微減となり2626億円だったが、営業利益は86.9%増の48億円と大きく伸びた。
6月に3年ぶりの新店となる食品スーパー「クイーンズ伊勢丹ふじみ野店」を開業した小売・専門店事業は、売上高が2.7%減の206億円、投資負担で営業損益は4億円の赤字(前年同期は400万円の黒字)となった。