セブン&アイ・ホールディングスが進めている百貨店子会社「そごう・西武」の売却先選定で、候補が外資系投資ファンド3社に絞り込まれたことが24日、分かった。セブン&アイは、売却額や雇用などの面で3社と条件交渉を行い、譲渡先を決める考えだ。
23日に締め切られた2次入札に3社が応札した。3社は、米国の「ローンスター」と「フォートレス・インベストメント・グループ」、シンガポール政府系の「GIC」とみられる。
そごう・西武は、西武6店とそごう4店の計10店を展開している。2022年2月期は88億円の純損失を計上して3期連続の赤字となったが、西武池袋本店(東京都豊島区)などの不動産価値が高く評価されているという。